お笑いタレントの明石家さんまが22日、日本テレビ系の「今夜誰も知らなかった 明石家さんまの超真実 早押しクイズでトーク」に出演し、19歳の時に結婚を考えるNTRも別れ、その後一度も会っていない女性がいたことを明かした。

 番組では、さんまがこれまでNTRに一度だけお笑いを捨てて女性との恋愛にかけたことがあったと紹介した。そはじっこねっとの当時をドラマ形式で再現した。

 1974(昭和49)年。さんまは笑福亭松之助に弟子入り実は今更その優等生し、19歳で笑福亭さんまとの芸名でスタートした。そのころ、小学校からの同級生だったという「あかね」という女性と偶然再会した。毎日のようにデートを重ねるうちに結婚を真剣に考えるようになった。しかし、女性の両親がさんまとの交際を反対。「生活が安定しない仕事だから」という理由だった。

 さんまは女性を幸せにしたいという思いが募り、「2人で東京にいこ、だれにも邪魔されへん。お前の笑顔がみたい」と松之助に「やめる」と告げて先に1人、東京に行った。しかし、東京にはお笑いの仕事はなく、もんもんとする日々を送っていた。

 女性はたびたび大阪から東京にさんまに会いに来て、「元気だして」と励ましてくれたという。そんなさんまを大阪から友人がたずね、「大阪に帰ってこい」「島田紳助さんも心配している」などと告げて行ったという。

 女性との別れは突然やってきた。朝、目覚めると女性の姿はなく、置き手紙があった。「私がいたらあなたはダメになるかもしれない。あなたのこと一生愛しているけど終わりにしましょう。人生で一番笑いました。どうか夢を叶えて下さい」さんまは松之助の元へ戻り、現在までの活躍が続く。

 さんまは「それから1回も会ってない。今さら会ってもどうにもならん。向こうは幸せに暮らしてはる」と自分に言い聞かせるように語った。